モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラは病気なのか

「モラハラは病気なのか」。

 

モラルハラスメントというのは

「症状」のようなもので、

病気ではない。

 

 

モラルハラスメントを起こしてしまう

人格障害・・・・自己愛性人格障害や

境界性人格障害なども、

「病気」ではなく神経症と精神疾患の間と

言われる。

 

 

が、モラハラというのは

基本的に「自己愛性人格障害」が起こすものであり、

人格障害でもなんでもない人が

モラハラを起こすということは

難しい。

 

 

そもそも、

モラハラという症状を起こす

原因である防衛機制というものは、

 

誰のなかにでもあることだ。

 

 

だから、

防衛機制が働けば

誰でも言い訳みたいなものを

作り出すし、

誰でも他人に攻撃的になる。

 

 

それ自体は、

心を守るために必要なシステムなので、

防衛機制がないと、

あらゆる人間はストレスを直に受けすぎて、

簡単に心が壊れてしまうはずだ。

 

 

ところが自己愛性人格障害者は

心のストレス耐性があまりにも低い

状態になっており、

 

防衛機制を働かせる状況でないときに

防衛機制を働かせてしまう。

 

 

「防衛機制を働かせる状況でないとき」

とは、他の人間なら耐えられる些細なストレスが

降りかかってきたとき、

「自分で責任をとったほうが明らかにいいとき」

「割り切ったほうがいいとき」

などだ。

 

そんなときでも、

ひたすら防衛機制が働いてしまい、

人に対して異常に執着したり、

攻撃的になったり、

言い訳がましくなってしまう。

 

普通の人間は、

言い訳がましくなりやすい、

人に責任をなすりつけやすい人が

いたとしても、

 

心の中では自分のせいだと

分かっていたり、

ただ言い逃れしたいだけだ。

 

 

 

ところがモラルハラスメントというのは、

自己愛性人格障害者の

特徴のせいで、

 

「自分は絶対に悪くない」

「自分は偉大である」

「配偶者は、自分の分身であり自分の一部であり、

自分に意を唱えるなどあってはならない」

 

というのがセットになっている。

 

 

それが根底にあるため、

ありとあらゆる防衛機制、

普通の人ではほとんど出ないであろう

防衛機制が、

ありとあらゆる場面で出てしまう。

 

これをモラルハラスメントという。

 

 

そのため

それらしい人がいるとしても、

その人が基礎となる人格障害者で

ないのなら、

 

「モラハラ加害者」にはなりえない。

 

防衛機制のなかの「投影(自分の考えを相手の考えだと

思い込む)」はストーカー気質を

表すものでもあるので、

一つの指標になるのでは

ないかと思う。

 

モラルハラスメントというのは、

それだけ特異なものだ。

 

 

それ以外の人は、

「責任転嫁と言い訳ばかりする

卑屈で心の弱い人」

という表現が正しいかと思う。