モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラ夫やモラハラ妻は離婚を後悔するのか

モラハラ加害者は、反省はしない。

 

しかし、後悔は大真面目にすることが

ある。

 

それは人を傷つけてしまった罪悪感から、とか

招いてしまった結果に傷ついて、とか

そういうことではない。

 

 

たとえば最後のひどい暴言が引き金になって、

被害者が離婚を言い出して、

離婚に応じないと調停を起こすと言われ、

 

経済的に余裕もないモラハラ加害者は

離婚せざるを得ない状況になった。

 

その場合、

モラハラ加害者の心の中では、

「あんなこと言わなきゃよかった。

あなたを傷つけてしまった」とはならない。

 

「ストレスがたまりすぎてたよね。

だから今度はストレスをためすぎないように

しないとね。もう大丈夫だから」

となる。

 

 

まず、

被害者は何がそんなに嫌だったのかということを

加害者はそもそも分かりもしないし、

相手の「嫌」という感情に共感することが

出来ないから、被害者の傷も理解できない。

 

だから、「あんなこと」という言葉が出てこない。

出てきても、具体的に何を言ったのかなんて

いうこともあまり覚えていない。

 

そして、「次は大丈夫だ」「今度こそ」

という言葉を無責任に多用する。

まるで、離婚したいという訴えを聞いて

いないかのように、

 

離婚しても元家族として次があることが

当たり前とでも思っているかのように。

 

「ストレスがたまらなければ

あんなふうにはならないのだから、

もうストレスを与えないでね」

という意味である。

 

そして今、その被害者の傷を見ずに、

理解もせずに、

「次は大丈夫」

と簡単に言ってしまえる。

 

後悔というのは、

「ああいうことをしたらまた、こんな面倒くさい

ことになるから(あなたが離婚するとか言い出すから)、

もうしないよ」

という意味でしかない。

 

 

 

そして、ストレスや他の人間のせいにして、

「ストレスはもうたまらないから」

「あの人もちゃんとやってくれるらしいから

大丈夫」

と、あくまで「周りのせい」ということにする。

 

 

途中まで「自分のせいだ」「弁解の余地もない」

「自分はもうこういう人間なのかも」と言っておきながら、

 

「でも家族に変わりは無いから」

「今度はちゃんとやるから」

と何度も同じ弁解をし同じことを繰り返す。

 

「もう絶対こんなにストレスをためないように

しないとね」

という後悔は、モラハラ加害者の中で

当然のように沸き起こるが、

 

当然のようにまたストレスから逃げるために、

当然のように爆発する。

 

そしてまた後悔する。

 

「やらなきゃよかった・・・」ではない。

その後悔に意味はない。

 

モラハラ加害者は何度後悔してもまた同じことを

やる仕組みになっているし、

同じことを何度繰り返してもまた

ただただ後悔できる仕組みだからだ。

 

「後悔」で止まる。

 

もっと正確にいえば、

後悔したフリで止まる。

 

本気で「やらなきゃよかった」なんて

思えないからだ。

必要に迫られる場面が多すぎて、

やるしかない状況に追い込まれる

仕組みだからだ。

 

自分の行いが招いたことが離婚だろうが犯罪だろうが、

後悔よりも先にそれを招いたのが他の誰かであり、

恨んだり、悔しがったりするほうが先だからだ。

 

 

モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする

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