モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラの三種の神器・無視、ため息、ドアバン

こういう、被害者が世に訴えにくい攻撃を
加害者は好む。



モラハラの特徴、チェックリストの
項目に「行動」が多いように、

世間はモラハラを「行動」で
はかる特徴がある。



モラハラだけでなくても、
夫婦間の問題は、
「何をされたか」
だけでほぼ重さを決められて、


「ため息をつかれる」なんて
「相手にしてもらえない」なんて
「ちょっと物音を大きく立てる」なんて

そんなことが問題なの?


そんなことで騒ぎ立てるなんて、


「あなたのほうが
どうかしている」

なんて言われるのがオチだ。



被害者からわざわざ
セカンドハラスメントの波に
飛び込むようなものでしかない。


それが分かっているから、
被害者が訴えにくい行動の一つとも
いえるし、

加害者からしても、
それらの攻撃が世に訴えにくいことを
「よく分かっている」
からこそ、

それらを好んで使う。




ため息なんか
それこそ誰でもつくし、

無視なんかただ考え事していただけと
言ってしまえば済むし、

物音の大小など、
被害者側が敏感に反応した
だけではないか?

物音なんか立ててないと
言われてしまえば
それまでのこと。

それを加害者は熟知している。



モラルハラスメントというものは、
被害者に確実に攻撃を与えられる、

かつ
加害者がそれを
「そんなつもりはない」
と誤魔化せる攻撃でなくてはならない。



被害者に対して、
「お前の部署は全体的に質が悪い。
馬鹿しかいない」

と言って、被害者が憤慨したとしても
「別にお前に言ったわけじゃない。
そういうところが短絡的なんじゃ
ないか?」

と、いつでも誤魔化せる、反撃できる
状態での発言も同じこと。



「そんなつもりはない」
三種の神器としてはうってつけ。



モラハラは
最初のうちはこういう
「誤魔化しがききやすい」
攻撃を頻繁に行うけれども、


次第にコントロールがうまく進み
被害者を支配できるようになって
くると、


「誤魔化しもへったくれもない」、
あからさまな攻撃に
うつりやすくなってくる。



ただそういう状況になっても、
これら無視、ため息、ドアバンは
相手を間接的に
痛めつける手段として、
続く傾向がある。


とくに、
「こんなにストレスを
ためているんだぞ」
という演出にも使える。


都合が悪くなれば、
「そんなつもりじゃなかった」と
大きく舵を切れる。


そして被害者は
三種の神器を
加害者の都合で


「急に」
「何度も」


用いられることで、


「またか…」とどんどん
疲弊していく。

「今度はなにがあったんだろう、
そして次はなにが起こるんだろう、
何を責められるんだろう」

と考えを巡らし更に疲弊する。

加害者にとってはたいした攻撃を
しなくても、被害者が勝手に
弱ってくれる、

効率のいい手口だ。