モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラはなぜ洗脳といわれるのか

 被害者になって

嫌なら、

逃げればいいのにという

単純な話ではない。


被害者が逃げたいと

切実に願っているころには、


加害者の脅しに屈し

逃げることに何度も失敗し、

身も心も疲弊しきって

実行力が僅かも残っていない

場合が多い。



www.moralharassment.com

 

この件のように、

「このおかずは冷ます」

「他のは温かくする」

というのがベストだと言われ、

 

それをしなければ責め立てられるため

それをこなしていると、

いつのまにかそれが

「やって当たり前」になっている。

 

しかし、加害者は

「これをやってくれて大変だろう、

ありがとう」

と言うかもしれないが、

 

しかし「大変だろう、ありがとう」とは

思っていないため、要求自体は何年にも渡って

ありとあらゆることを行い続ける。

 

しかも、一度通した欲求が通れば、

それを撤回することはなかなかない。

 

しかしお礼も言われたりすると、

被害者も喜んで、

自分が被害にあい始めているなどとは

微塵も考えない。

 

むしろ、「お役に立てて嬉しい」

くらいだ。 

 



そこから、

「夜中に急に出かける準備をさせられる」

「こどもにも準備をさせる」

「帰ってきて全部整理する」

などが加わってくると、

 

今度は

「夜4時頃に寝て朝6時に起きて

弁当を作って

こどもに登園の準備をさせ

こどもを送り自身は出社する」

 

ということをこなさないといけない。

 

 

モラハラ加害者が最初に

「なんでも言ってね」

「あなたの都合に合わせるよ」と言っても、

 

「(本当にどうでもいいことだけは)

あなたの都合に合わせるよ」というだけで、

 

基本的には「人の都合は考えない」。

 

 

休日に友人と予定が入っているとか、

月に一度の趣味の時間が入っているとか、

夜は、この時間は眠りたいとか、

 

そんな都合は考えないし、

被害者の癒しになって加害者の

得にならないような

行動は、

積極的に阻害する。


 

特に、被害者は

外でもつ趣味など

あってはならない。



「いってらっしゃい」とか

快く送り出されたとしても、


「お前だけ楽しんでいる」

と責め立て、

じゃあ一緒になにか始めようか?

なにか紹介しようか?

そんなに言うならやめようか?


といっても

「そういうことじゃない」

と返されたりする。


しかし、やはり趣味の時間を外で

持った日は、

無視されたりイライラしていたり、

言葉ではなくとも態度で

不快感を示したりする。


あるいは

わざとその日に予定を入れたりして、



折角計画を立ててやったのに

友達との趣味を優先させた、

ひどい人間で自分は可哀想、

という形にするか、


何度も加害者を優先させることで

友達との縁を遠ざける。



さらにどれだけ忙しくても

「体調不良になる=モラハラ加害者の

思い通りに動けなくなる=

モラハラ加害者が不機嫌になり、

酷い状況になる」

 

ということなので、

 

とにかくその身を緊張させ、

一人の人間では処理しきれないほどの

大量の仕事を抱え、


悩みも簡単に

打ち明けられない。

 

さらにひたすら気を張って

加害者のために働いていても、

 

加害者の要求は果てしなく、

さらに要求を時間的にこなせないことも

「ありえない」ことになる。

 

体調を崩すと最後、

全ての予定が崩れたり、

当たり前にやっていたことが

出来なくなってしまうため、

 

怒りの口実にされる。

 

それだけ責めたかと思えば、

時には優しい言葉を持って

「これが愛だから」

逃げられないよう、

引き付けられる。



実際に逃げようとすると、

即座に引き戻される。


こうして、

「この人からは逃げられないのだ」

と被害者は思い込んでいく。


「ただ配慮が足りない人間」なのではなく、

 

「被害者を咎めるために、

配慮をしているような言葉だけかけ、

実際に配慮はしない」

ということを繰り返し繰り返し

行なう。

 

そうやって、

被害者は身体的にも精神的にも弱っていき、

正常な判断ができなくなっていく。