モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラ加害者は、別れや離婚が「辛くて認めたくない」わけではない

相手がモラハラ加害者で、
離婚を切り出す場合、

相手が被害者にモラハラし甲斐を
感じていたら、

被害者の離婚計画や
その離婚の話し合いは
100%頓挫する。



「愛しているから
離れるなんて考えられない」とか、

「本当は弱い人間だから
愚痴を言える相手がいないと
やっていけない」とか、

そういうことではない。


それは、
加害者が被害者を引き止めるために
言う口実に過ぎず、

本当のところは別にある。



加害者は、度々被害者を
「自分の分身」と思い込んでいる。

実際に、
「お前は自分の一部だ」
とか、

「自分の半身だと思っている」
「自分が体調が悪いと
相手も体調が悪いような気がしてくる」

などという発言をすることもある。


これは決して「それくらい運命の
相手だと思っている」という意味ではなく、


加害者は本当に
被害者のことを「自分の分身」だと
思い込んでいて、感じていて、
信じている。


被害者と加害者は別個の人間だという
感覚がそもそもほとんどない。



親に支配され、意義を唱えることが
許されなかった加害者は
親とは別個の人間、

親が「ああ言っても」
子が「こう言う」

ということを許されない、
認められないことが
長く続いた場合、


あるいは自分の親が、
配偶者をそういう風に
扱っていた場合、



「誰かと誰かは、別人格」
ということが認められない
環境で過ごす。



自分という人間が、
辛いつらい死にたいと
被害者に言いつつ

本当は自己愛を満たしつづけ
上手い具合に
暮らしているのに、


「自分の半身でいるはずの
相手」は
離れたいなどという。


加害者は、
被害者がそんなことを言うことが
「心」では全く理解できない。

しかし、別の部分では
被害者が辛いということを
認識している。

なぜなら
辛い思いをさせるために、
加害者はしっかり
行動をしてきたのだから。


それが成功していると
認識して、
モラハラを続けてきたの
だから。


しかし認識しているが、
それがどういうことかは
分かっていない。

人が傷ついていても、
その傷の重大性を
心で認識することはできない。



だから、
「別れたいほど辛い」ということの
本当の意味がよくわからないし、
実感がない。

「別れるなんて(辛くて)
意味がわからない」

ではなく、

「別れるなんて
(自分の半身であるはずのお前が
そんなこと考えること自体も
実行しようとすること自体も)
意味が分からない」

と本気で思っている。