モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

どこまでも譲歩する被害者

被害者は最初、

自分を被害者などと微塵も思っていない。

 

自分が被害者だと認識するのは、

このようなサイトや、ブログに当たってはじめて、

「ああ、自分は、被害者の立場なのだ。

本当に、被害を被っていたのだ」

とようやく認識する。

 

それまで、なぜ自分が辛いのか、

自分の努力が足りないのか、

足りないとしたらどう努力したら

相手が激怒せずに済むのか、

平穏に過ごせるようになるのか、

 

そのことばかり考える。

 

とにかく、自分が譲歩することしか

考えないし、

自分が譲歩すればいつしか

「恫喝」が止まると信じ込んでいる。 

 

モラハラ加害者から「逃げる」という選択肢は

まず浮かばない。

 

それは、被害者自身にとって、

離婚というハードルは

とんでもなく高く、

 

さらに「夫婦がこうなったのは

自分の責任だ」

と思いこむ。

 

モラハラ加害者が、

「夫婦がこうなっているのはお前のせいで、

恫喝されているのもお前が恫喝されるような

ことをしているからだ」

という責め方をして、

 

被害者がそれをまともに受け取るからだ。

 

さらに加害者から

「お前のせいだ」といわれることで、

その夫婦生活がうまくいかないのは

「すべて自分のせいなのだ」と

思い込み、

疑う余地もない。

 

 

被害を受けても

「自分のやりかたがまずかった」

「次はこうしよう」と

ひたすら猛省する。

 

加害者に指摘しても、

「そもそもお前のせいだ」と強く断定的に

言われ続けることで、

「本当に自分のせいなのかもしれない」

「行動を改めないと」

と考えるのが習慣化してしまうからだ。

 

 

加害者はその姿をみて

ほくそ笑む。

 

そして加害者は、

より図に乗っていく。

 

被害者が譲った分、

加害者はより被害者の

入り込んではいけないスペースに

招き入れられたと考え、

 

まるで入り込むのが当たり前のように

ずかずかと入ってきては、

被害者の選択の自由を奪う。

 

しかし、どれだけ譲歩しても

どれだけ譲っても

加害者は納得した様子も見せず、

 

モラルハラスメントはエスカレートしていく。