モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

経済的DV

モラハラとともに、

経済的DVというのは

被害者をコントロールするための

手段となり得る。

 

 

「お金」というのは、

そのまま被害者の生活に

直結するものだ。

 

生活費の有る無しで、

行動を制限させたり

広げたりすることが

できる。

 

 

そして、

自己愛性人格障害者にとって、

生活費を入れることは

義務ではない。

 

それは、

「優しさ」と同じく、

「いつも優しくしてやっているだろ」

「いつもお金をやっているだろ」

というコントロールの手段になるのだ。

 

配偶者が感謝を示しているとか

示していないとかは関係ない。

 

感謝してほしくて

やっているわけではなく、

とにかく「一切の異議も

唱えさせないため」だ。

 

 

自分が稼いでいても、

生活費は入れず、

配偶者に自分の生活費のぶんまで

支払わせることもある。

 

被害者が自分の意向に沿った

行動をしないと、

生活費はいれないぞと

脅すこともある。

 

 

生活費を毎月少しはいれて、

「毎月入れているのに

文句を言うのか」

とこれ以上減らされたくなければ

言う通りにしろ、

と態度をとることもある。

 

全て経済的DVとなる。

 

 

最初にどれだけ約束を取り決めていても

結果は同じだ。

 

むしろ、

「収入は不安定だから」と

約束を絶対にさせないということも

ありえる。

 

 

なにかと理由をつけて

お金を入れないというのは、

自己愛性人格障害者が

被害者をコントロールしたいときには

手っ取り早い。

 

被害者も被害者で、

専業主婦ならば

「お金をいただいているから」

と何もいえなくなるのが実情だ。

 

 

配偶者の「仕事をやめてほしい」と

いう意向で仕事を辞めた

場合でも同様である。

 

「自分が相手に仕事を辞めてと言った以上は、

自分が稼がないと」

とはならない。

 

たとえ、

最初はそう宣言して

仕事をやめさせたとしても。

 

 

だから

「お前は稼ぎもないくせに」

と言われることもありえる。

 

 

「相手が言ったから辞めたのに」

と言っても、

自己愛性人格障害者にとって

大事なのは、

 

「稼ぎもしないくせに大口を叩くやつが

いる」

「だからもうお金いれない」

「稼がないお前が悪い」

「だから自分は悪くない」

という精神状況になることだ。

 

 

しかし「じゃあやっぱり自分が仕事する」と

言っても、

それ自体はあらゆる手段を使って

阻止しようとする。

 

 

「それじゃこっちが悪者にされる

だけだからもういいよ」

 

「そんなに外に出て何したいの?

不倫願望でもあるの?」

 

「家事の分担とかしないからね。

そっちの我が儘なんだから。

あと家事がちょっとでもおろそかに

なったら、怒るからね?」

 

「こっちの母の世話はどうするの?

仕事再開したらかける時間が短くなるでしょ?

どう思われるんだろうね」

 

と言う風に、持っていかれることも

しばしばある。

 

 

経済的DVというのは、

離婚がうまく進まない原因にも

なりえるため、

 

配偶者がなんらかの理由で

「物理的に今はどうしても仕事にいけない」

状態になると、

袋小路から長年抜け出せなくなる

大きな要因になる。