モラハラブログ~モラルハラスメントな人々~

自己愛性人格障害者、モラハラについて語っていきます

モラハラ加害者の無自覚

モラハラというものは、

ご存知のとおり、

 

はっきりとした精神的・

時には身体的虐待として現れる。

 

その大元になる心理は

とても深いところに隠れている。

 

つまり、

「無意識レベル」に近いものである。

 

 

そして意識化されるのは、

「偉大な自分」

「許してやる寛大な自分」

「有能な自分」

「自分は被害者」

 

・・・そんなところだ。

 

 

が、無意識下でも、

「小さな自分」

「みじめな自分」

「人のせいにする自分」

という認識は

しっかり働いている。

 

 

ただ単に

「ひどいことをしてきた」と、

暴力や暴言を認めることが

「自覚」ではない。

 

 

その、

「自分が人のせいにせずにはいられないほど

心の弱い人間で、

ひたすらそういう心の動きがあって

今まで生きてきている」

 

というのを認識するのが

自覚であり、

病識である。

 

つまり病識が生まれた時点で、

偉大な自分も

寛大な自分も

どこにもいなくなって、

 

ただ、そう思いこんでいた、

という感覚が

まるで目を覚ますように

生まれてくる。

 

 

ただ、その

「支配したい」

「自分が偉い」

「お前が間違っている」

 

と咄嗟に思ってしまうモラハラ思考

自体は、

なかなか治らない。

 

だが、無意識下に埋もれていたそれを

意識に上らせることが出来た人間も

いるにはいる。

 

ただ単にたまたま

そういうきっかけがあっただけで、

その方法論は

誰にもわからないが。

 

逆にいえば

意識化できないと、

「自分は偉大な人間だ」

から一向に進まない。

 

なにがどうなっていたのか

事実を認識できないまま

一生を過ごすことになる。

 

意識化できても、

その埋もれていた「小さな自分」との

戦いが待っている。

 

その戦いをしたくないから

「ちっぽけな自分」は

無意識下に押し込められたのだから、

ある意味無自覚のまま過ごすのは

当然のことだ。